迎賓館赤坂離宮では、日本の外交の舞台である「迎賓館赤坂離宮」において、ものづくりの街「燕三条(新潟県)」との共同特別企画として、『迎賓館赤坂離宮×燕三条 エラールピアノ競演プロジェクト』を11月19日(木曜日)から開催。
リストやショパンが愛したフランスの名門・エラール社が最高の技術で創り上げたフルコンサートグランドピアノは、日本国内にわずか4台しか現存しない幻の名器です。このうち2台のピアノが迎賓館赤坂離宮において奇跡の競演を行います。
この機会に、国宝迎賓館の羽衣の間という特別な空間で、2台のエラールピアノが織りなす、華やかな音色をお楽しみください。
日時 2026年12月10日(木)17時15分開演 (終演予定18時)
会場 迎賓館赤坂離宮 本館「羽衣の間」(東京都港区元赤坂2-1-1)
出演 ピアノ:平井千絵 森田凪
曲目
レイナルド・アーン: ほどけたリボン 12のワルツ集 より
Hahn, Reynaldo : Le ruban dénoué
- Décrets indolents du hasard 《偶然のけだるい采配》
- Les soirs d’Albi《アルビの夕べ》
ドビュッシー:前奏曲集第1巻 より
第1曲 デルフィの舞姫たち (2台のピアノ弾き比べ) (平井ソロ)
セヴラック:「休暇にて」より (4手連弾 それぞれのピアノで1曲ずつ)
Deodat de Severac : En vacances
・Invocation à Schumann シューマンへの祈り
・Mimi se déguise en marquise ミミは侯爵夫人の扮装をする
ラヴェル:マ・メール・ロワ より
Maurice Ravel – Ma mère l’Oye
III. Laideronnette, Impératrice des Pagodes パゴダの女王レドロネット
IV. Les entretiens de la Belle et de la Bête 美女と野獣の対話
ドビュッシー : 牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー自身による2台ピアノ編曲版)
入場料
【エラールピアノ演奏会+本館・庭園】一般:7,500円、大学生:6,700円、中高生:3,300円、小学生:無料
【エラールピアノ演奏会+和風別館・本館・庭園】一般:8,000円、大学生:7,200円、中高生:3,500円
入場:事前予約制【抽選】
申し込み期間 10月29日㈭10時〜11月5日㈭17時まで
ピアノ演奏会申し込み方法はこちら
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/link-page/261016-3
2台のエラールピアノについて (迎賓館Webサイトより転載)
迎賓館赤坂離宮のエラールピアノ
明治39年(1906年)に製造されたエラール社製のグランドピアノです。通常、ピアノの鍵盤は88鍵ですが、このピアノは90鍵ある珍しいものです。また、特別な装飾が施されており、皇室を表す菊の御紋も描かれています。
迎賓館赤坂離宮は、明治42年(1909年)に東宮御所として建設されました。エラールピアノは、東宮御所の造営時、「羽衣の間」に置くために購入されました。
後の昭和天皇陛下が大正12年(1923年)から約5年間、後の香淳皇后陛下との新婚時代を含めて当館にお住まいになられた際、香淳皇后陛下がこのピアノを演奏されました。また、戦後このピアノが皇居に置かれた際には、皇室の方々も演奏されました。
その後、昭和49年(1974年)、5年余りの改修工事を経て、当館が国の迎賓施設である迎賓館赤坂離宮となった際に、このピアノも皇室から移管され、以来当館で保有してきたものです。
燕三条のエラールピアノ
昭和5年(1930年)製。日仏文化交流の幕開けとして昭和6年(1931年)に開催された華族会館櫻友会主催のコンサートのために購入され、当時フランスを代表するピアニストのジルマルシックスがこのピアノを演奏されました。
昭和7年(1932年)に新潟県立三条高等女学校(現三条東高等学校)PTAが、「産業だけでなく子どもたちの未来に文化も」と寄付金を集め購入されました。
その後、教育現場での役割を終えNPO燕三条エラール推進委員会が地域の協力を得て修復を開始し、2023年に復活しました。
現在は新潟県三条市図書館等複合施設まちやまに設置され、週末には開館と同時に希望者による演奏が行われ、地域に溶け込んで使用されています。
エラール社製の椅子やピアノカバーが消失したため、地域の会社がオリジナルで制作しました。
手が輝くまち燕三条地域の文化とものづくりの象徴として活用され、産業・芸術・経済の3つのトライアングルが美しく鳴り響く地域を作っています。