
平井千絵のフォルテピアノによるモーツァルト作品集第4弾。今作ではソナタ第2番、第7番、第13番に加え未完の幻想曲 ヘ短調を収録。さらにモーツァルトと同時代に活躍したドゥセクによる マリー・アントワネットの処刑を題材とした「フランス王妃の受難」も収めました。モーツァルトも愛用したといわれるワルターモデル による演奏で、作曲当時の音色や、ニュアンスが現代に鮮やかに蘇ります。平井の演奏は従来の繊細で鮮烈なイメージに、まさに円熟味ともいえる安定感が加わり、モーツァルトの多彩な曲想を余すところなく表現しています。
モーツァルト作曲
幻想曲 ヘ短調(断片)KV Anh.32
ヤン・ラディスラフ・ドゥセク作曲
フランス王妃の受難 Op.23
第1曲 王妃の投獄
第2曲 過ぎし日の栄光に思いを馳せる
第3曲 子供たちから引き離される王妃 - お別れの言葉
第4曲 死刑が宣告される
第5曲 運命を享受する
第6曲 死刑執行の前夜の様子、王妃の思い - 衛兵たちが処刑場所に連れ出そうとやってくる
第7曲 行進
第8曲 群衆からの激しい野次
第9曲 死の目前、全能の神に祈りを捧ぐ - ギロチンが落とされる
第10曲 賛美
モーツァルト作曲
ソナタ 第7番 ハ長調 KV309
ソナタ 第2番 ヘ長調 KV280
ソナタ 第13番 変ロ長調 KV333
品番:FOCD9691