「ショパン」 2013年9月号
道下 京子


 2013年5月29日にリリースされたソロCD 「Mozart Speaks Vol.2」 が 9月号の 【道下 京子 CD Pick Up!】
に選ばれました。
 なお、執筆者の敬称などは省略させていただきます。ご了承下さい。   

      
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ソナタ 第1番 ハ長調 KV279
1:  Allegro
2:  Andante
3:  Allegretto
ソナタ 第5番 ト長調 KV283
4:  Allegro
5:  Andante
6:  Presto
ソナタ 第18番 ニ長調 KV576
  7:  Allegro
  8:  Andante
  9:  Allegretto

ヨーゼフ・ゲリネク
 10: モーツァルト 歌劇 「魔笛」 より “恋人か女房か” の主題による
6つの変奏曲
 



 平井 千絵(フォルテピアノ)   フォンテック
   Mozart Speaks Vol.2   FOCD-9580
\2,800

 以前にも紹介したフォルテピアノ奏者の平井千絵。
桐朋学園大学ではピアノを学び、デン・ハーグ王立音楽院古楽器科の修士課程を主席で修了し、オランダを拠点に活動している。

 現在、モーツァルトのピアノソナタ全曲録音を進めており、このアルバムは昨年リリースされた第1弾に続くもので、年代を隔てた作品を収録。

 使用楽器は、当時のウィーンで使われていたヴァルター社のフォルテピアノのコピー。
生き生きとした表情で、迷いのないタッチで音をしっかり捉え、楽器の減衰の速さを活かした音楽作りが印象的である。
粒立ちのクリアな音は色彩感に富んでいる。

 虚飾を排して作品と真摯に向き合い、モーツァルトの音を深く思索した演奏である。

《道下 京子》 


このページの先頭へ