「レッスンの友」 2011年5月号


 2011年3月30日にリリースされたソロCD 「1840」 が5月号の 「CD探訪」 で、紹介されました。

フレデリック・ショパン(1810-49)
   1: エロルドとアレヴィのオペラ “リュドヴィク” の主題
      「私は聖衣を売る」 による 華麗なる変奏曲 作品12 (1833年)
ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804-57)
   2: 「祖国へのあいさつ」(1847年)より − あるマズルカの思い出
   3: 「祖国へのあいさつ」(1847年)より − 舟歌
   4: 「祖国へのあいさつ」(1847年)より − 祈祷
   5: ノクターン “別れ” ヘ短調(1839年)
フレデリック・ショパン(1810-49)
   6: ノクターン 作品62−1 ロ長調(1845-6年)
   7: ノクターン 作品62−2 ホ長調(1845-6年)
   8: 舟歌 作品60 嬰ヘ長調(1846年)
   9: 子守歌 作品57 変ニ長調(1843-4年)
  10: 幻想ポロネーズ 作品61 (1845-6年)
  11: マズルカ 作品56−2 ハ長調(1843年)


プレイエルピアノ(パリ、1840年) ショパン&グリンカ  平井千絵
 フォルテピアノの新鋭、平井千絵によるアルバム。 タイトルにあるとおり、1840年製のプレイエルピアノを使用して録音している。
平井は、桐朋学園大学ピアノ科卒業。オランダ政府給費留学生、文化庁在外派遣研修員として渡欧。 デン・ハーグ王立音楽院古楽器科(フォルテピアノ)修士課程を栄誉賞付き首席で卒業、同時に最優秀者に贈られるニコライ賞を授与される。
第5回かながわ学生音楽コンクール・ピアノ部門総合第1位。 第7回園田高弘賞ピアノ・コンクール準園田高弘賞・奨励賞受賞。 第38回ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門第3位。 IYAP国際コンクール(ベルギー)優勝。
 これまでにフォルテピアノを 故 小島芳子、スタンリー・ホッホランドに、ピアノを 松岡貞子、小川京子、林秀光、故 園田高弘に、チェンバロを メノ・ファン・デルフトの各氏に師事。

 2006年モーツァルト・イヤーには、ヨーロッパ各地の音楽祭に招かれ、モーツァルトの協奏曲を演奏。ディアパソン、モンド・ムジクの各誌で賞賛される。 現在は、ハーグ王立音楽院教授スタンリー・ホッホランド氏との4手連弾のデュオ活動及び日本において積極的な活動を続けている。 2007年よりアムステルダム音楽院とハーグ王立音楽院の古楽器科(フォルテピアノ専攻)より招かれ、学内試験審査員を務めるなど、後進の指導にもあたっている。

 本アルバムは、ショパンとグリンカの、ほぼ同時代の二人による作品を収めているが、グリンカのピアノ作品は非常に珍しく、滅多に録音や演奏会で取り上げられる機会はない。
国は違うが、同時代に生きた二人の作品を聴き比べてみると、興味深いものがある。
また平井のピアノも実にエレガントで、美しく奏でており、誠に好感の持てる演奏と言えよう。

収録曲は、
ショパン : エロルドとアレヴィのオペラ 「リュドヴィク」 の主題、 “私は聖衣を売る” による 華麗なる変奏曲Op.12、 2つのノクターンOp.62、 
       舟歌 嬰ヘ長調Op.60、 子守歌 変ニ長調Op.57、 幻想ポロネーズOp.61、 マズルカ ハ長調Op.56−2、
グリンカ : 「祖国へのあいさつ」より “ あるマズルカの思い出”、 “舟歌”、 “祈祷”、  ノクターン 「別れ」 ヘ短調。


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