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「音楽の友」 2007年10月号
【UNA VOCE】
平井千絵 Chie Hirai   ★フォルテピアノ
1825年に作られたウイーンの楽器で作品本来の響きを楽しむシリーズ
 

 オランダのデン・ハーグ在住のフォルテピアノ奏者、平井千絵が、この秋から日本で、「ウイーンのピアノに魅せられた作曲家たち」
という、リサイタル・シリーズをスタートする。

 「私の初期ロマン派のフォルテピアノ、ローゼンベルガー(ウイーン、1825年)を使った年2回のリサイタル・シリーズで、有名無名の
”名曲”を、ウイーン・アクションのピアノでお聴きいただくことで、新たな楽しさと響きの世界を発見していただければ、という思いです」

 1825年という時期は、ベートーヴェン(27年没)やシューベルト(28年没)の死の直前、ショパンは15才の少年時代にあたる。
 
 「ショパンはポーランドではウイーン・アクションのピアノに慣れ親しんでいました。ショパンといえば、イギリス式アクションのフランスのプレイエル、というイメージがありますが、彼の青年時代に書かれた多くの曲は、ウイーン・アクションのピアノからインスピレーションを受けたものでした。特に彼がパリへ到着する1831年までの作品は、ウイーン・アクションのピアノのために書かれたものです」

 シリーズの開幕を飾る第1回 「ヴィルトゥオジテとポエジー」 は10月17日、東京・めぐろパーシモンホール(小)で。
没後150年のチェルニー 「旋律的エチュード」 、 バッハ/チェルニー編曲 《フーガの技法》 より、 ベートーヴェン 「ソナタ第31番」 、 そして楽器と同じ1825年作曲のシューベルト 「ソナタ・イ短調」 D845である。

 チェロの鈴木秀美との名演奏でも注目を集める平井のリサイタル、聞き逃すことができない。
<問合せ> ピアノ・エ・フォルテ (電話03・5284・8538)